2021年11月アーカイブ

 このところの新型コロナ感染者数は、第5波のピーク時と打って変わって全国的に大きく減少していることもあり、以前より外出の機会を増やしている方も多いと思われますが、これまで自宅で過ごす時間が長かったため、運動不足や過食により体重が大きく変化してしまった方も少なくないのではないでしょうか?

 運動不足や過食などの生活の悪習慣が続くと糖尿病を発症するリスクが高まることは、皆さん既にご存じのことと思います。

 糖尿病の恐ろしい点は、症状がかなり進行しないと自覚症状が出にくく、気づかぬまま重篤な合併症を発症してしまうことです。主な合併症として、目が見えなくなる「網膜症(糖尿病性網膜症)」、腎臓が正常に機能しなくなり人工透析が必要な「腎症(糖尿病性腎症)」、手足のしびれや感覚が鈍くなる「神経障害」があり、これらは糖尿病の3大合併症と言われています。また、さらに進行すれば、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの生命にもかかわる重症疾患の発症を引き起こします。

 けんこうリンクが実施した特定健診(40~74歳)で行う血糖検査(空腹時・随時血糖、ヘモグロビンA1c)の結果をみてみると、受診者のおよそ7割が「要精密検査」又は「要指導」の判定に該当しており、潜在的な糖尿病患者又は予備群となっています。

 11月14日は国連が定める「世界糖尿病デー」です。

 今は落ち着いていますが、この先いつ新型コロナ第6波が到来するか分かりません。これを機に自宅でもできる運動に取り組んだり、バランスのよい食生活に改めるなど、生活習慣を見直してみませんか。

11月2日~8日は「レントゲン週間」です!

 今では胸部検診などで当たり前のように用いられるX線は、今から126年前(1895年)の11月8日、ドイツの物理学者W.Cレントゲン博士により真空放電等の実験中に偶然発見されました。

 公益社団法人日本診療放射線技師会では、X線の発見を記念するとともに、診療放射線技師という専門家が身近にいることで安心して放射線診療を受けてもらえるよう、毎年11月2~8日の1週間を「レントゲン週間」と定めています。

 けんこうリンクが行う各種X線検査は、「認定胃がん検診専門技師」や「検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師」の専門資格を持つスタッフが従事しており、さらには第三者機関(全国労働衛生団体連合会)が行う胸部・胃部X線検査精度管理調査(※)において、毎年、最高評価であるA判定を受けています。

 X線検査を受ける際には、「専門資格を取得した診療放射線技師が従事しているか?」「第三者評価を受けており優れた検診団体か?」をみて選ぶことで検査結果への安心と信頼につながりますので、ぜひ確認してみてください。

※ 提出したX線画像と書類に基づき、撮影技術や精度向上への取組状況について、第三者機関の専門委員がA~Dの4段階で評価するものです。

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<肺がん検診(胸部X線検査)の様子>

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