2015年9月アーカイブ

　公益財団法人茨城県総合健診協会では，筑波大学附属病院血液内科が行っている「成人における好中球減少症の疫学・予後調査研究」について，以下のとおり協力しています。

１　研究課題名

　健診データを活用した成人における好中球減少症の疫学・予後調査

２　研究の意義・目的

　成人慢性好中球減少症は，重症例では感染症などで命にかかわる疾患群ですが，その発症頻度や合併症，予後などの詳細は分かっていません。これらを明らかにするには多数の症例の経験の蓄積が必要ですが，希少な疾患であることから，一施設に来院する患者数は極めて少ない状況です。また，健康診断で指摘されるような軽症例は「経過観察」となり医療機関を受診しないことも少なくないと考えられています。そこで，筑波大学では，健診機関と連携した疫学調査を計画いたしました。

３　方法

　当協会は，成人に係る各種健診データを筑波大学附属病院血液内科へ提供いたします。筑波大学附属病院血液内科では，提供されたデータを用いて好中球減少症の発症頻度や原因・合併症などを解析します。対象となるのは，当協会が2010年4月1日から2015年3年31日までに実施した，白血球数及び白血球百分率を含む各種健康診断（例：人間ドックや電離放射線健康診断など）です。

４　研究期間

　本研究の研究期間は，2015年9月1日から2018年3月31日までとなります。また，本研究において収集されたデータは，本研究の終了日から5年間保管されます。

５　保有する個人情報の利用目的

　本研究で得られた情報は，本研究のためだけに使用されます。当協会から筑波大学に対しては，受診者の氏名などをあらかじめ除いて匿名化した情報を提供しております。また，解析結果は論文や学会，ホームページ等で公開される予定です。

　本研究に関するお問い合わせは，以下にご連絡ください。

【研究代表者】

　筑波大学附属病院血液内科　　千葉　滋

【研究事務局】

　筑波大学附属病院　血液内科　　横山　泰久

　　電話：029-853-3127（血液内科ステーション　平日9:00-17:00）

　　FAX：029-853-8079

【当協会】

　経営企画室　　亀代　直樹

　　電話：029-241-0011（平日8:30-17:00）

　　FAX：029-241-0332

　毎年9月24～30日は「結核予防週間」です。結核は過去の病気と思われがちですが，茨城県内では毎年400人近い方が新たに結核になるなど，いまだ主要な感染症です。

　結核予防会本部・支部では，この結核予防週間において，国内各地で様々な普及啓発活動を行っており，今年度は “「結核」知って予防。早めの受診。” をスローガンに，結核健診による早期発見の大切さなどを呼び掛けてまいります。

　茨城県内では，当協会（茨城県支部），茨城県，茨城県健康をまもる女性団体連絡会が一丸となって県内3か所で結核予防キャンペーンを行いますので，ぜひ会場へ足をお運びください！

【スケジュール】

　9月7日（月）と14日（月）の2週にわたり，古河市健康づくり推進員の皆さんが当協会へ視察見学に来られました。

　今回から新たな視察内容として，当協会が事務局を務める「茨城よろこびの会（がん患者会）」会員による“がん体験談”を行いました。参加された方の中には，がんを克服した方の語りに目を潤ませハンカチや手で目頭をおさえる方もみられました。

　終了後には，「これまで，がんを体験した方から話を聞く機会が全くなかったので衝撃でした。」「リアルな話を聞くことができ，がんは身近なものと感じた。検診をきちんと受けなければいけないと思った。」「今回参加できてよかった。自分だけでなく，健康づくり推進員として身近な人たちにも検診による早期発見の大切さを伝えなければいけないと強く感じた。」などの感想が寄せられました。

　当協会の視察見学は，原則水曜日に行っています。希望される場合は，経営企画室までお気軽にお問合せください。

☎029-241-0011㈹　月～金曜日　9:00～17:00　（土・日・祝日は除く）

　本年9月4日（金）に，群馬県の前橋市民文化会館において開催された「2015年度がん征圧全国大会」において，当協会肺がん検診研究委員の三井 清文先生（水戸協同病院名誉院長）が「日本対がん協会賞」をみごと受賞されました。

　この賞は，がん検診の精度向上への取り組みや，がん予防知識の普及啓発活動など，様々な分野において対がん運動に功績のあった個人及び団体に贈られる栄えある賞です。

　三井先生は，昭和60年に当協会の肺がん検診研究委員に就任後，30年以上にわたり茨城県の肺がん検診の精度向上に取り組み，かかりつけ医からも精密検査の受診を勧めてもらうよう医師会へ働きかけるなど，肺がんの早期発見に尽力されています。

　今後も当協会は，三井先生の適確なご指導のもと，精度の高いがん検診を推進してまいります。

　また，このホームページで既にお知らせしたとおり，今年度の「がん征圧スローガン」に見事選ばれた当協会の石川 知己課長補佐が，同大会において表彰されました。

　当協会では，がん検診をこれまで受けたことがない方々に「検診による早期発見の大切さ」をご理解いただき，一人でも多くの方に検診会場に足を運んでいただくため，皆様の「がん検診体験談」を募集します。

　「検診を受けて気づいたこと」や「検診を受けてよかったこと」「これから検診を受ける方へのアドバイス」など，受診意欲を高めるメッセージを多数お待ちしています。

　なお，体験談をお寄せいただいた方全員に粗品を進呈いたします。応募要領をご覧のうえ，ぜひご応募ください！

【応募要項】

１　応募条件

◆体験談は，個人の体験・感想に限ります。他からの転用・引用は禁止します。

◆茨城県内の市町村が行う集団検診会場（保健センター，公民館など）で，がん検診を受けたことがある方

２　体験談の例

◆近くの保健センターで安心して気持ちよく受けることができた。

◆早期発見によって適切な治療を受けることができた。

◆検診会場ではこんなところがよかった。　　などなど・・・

※本文中には，受けられた検診名を必ず記入してください。

３　必要記載事項

◆原稿は400字以内でお願いします。

◆ページ下部の「応募者情報」を印刷し，もれなく記入のうえ，原稿に同封してください。

４　注意事項

◆お送りいただいた体験談は，当協会ホームページに掲載させていただく場合がございますので，予めご了承ください。また，ホームページの掲載に際して，実名を希望しない場合は，性別，年齢のみとさせていただきますので，応募用紙にその旨をご記入ください。

◆内容に不適切な表現などがあった場合は，ご相談のうえ，該当部分を加除・修正させていただく場合がございます。

５　募集期間

　　平成27年9月30日まで（当日消印有効）

【応募先】

　（公財）茨城県総合健診協会「がん検診体験談」募集係（経営企画室）

　　〒310-8501 水戸市笠原町489-5

　　TEL 029-241-0011　E-mail k-kikaku@ibasouken.org

【応募者情報】　

　※もれなくご記入のうえ，原稿に同封ください。

　※電子メールの場合は，以下の情報をご入力ください。

　（ふりがな）

　（氏名）

　（性別）　　男　・　女

　（年齢）　　　歳

　（住所）　〒

　（連絡先）　TEL：　　　　　　　　　　e-mail

　（実名掲載の可否）　　　可　　　否

　（受けられた検診会場名）

　みなさんは「サクラサクライフ」という冊子をご存知でしょうか？主に県央地区の身近な生活情報を発信しているフリーペーパーです。最新の9月号の特集に当協会が紹介されましたので，お知らせします。

　今回の特集は，「あなたの『病』見つけます」と題し，各種健康診断の項目ごとに検査内容の解説や健康診断Ｑ＆Aのほか，実際に検査に携わる当協会スタッフがコミカルに7ページにわたって紹介されています。日頃は多くの受診者と接しているので応対は慣れているはずのスタッフですが，取材される側になると口数が減って，とても緊張した様子でした。

　掲載された記事は，サクラサクライフのホームページまたは「ダウンロード」からご覧になることができます。

　検診・検査のプロたちに会いに，ぜひ健診会場へ足を運んでください！

　サクラサクライフHP　http://j-crossroad.com/joso/ss/vol140.htm