2021年6月アーカイブ

父の日に「がん検診を受けてね!」のメッセージを

 今年は6月20日(日)が父の日だそうですが、健康に自信があるお父さんも、年齢を重ねるにつれて、様々な病気にかかる可能性が高まることは避けられません。

 男性で最も罹患数が多いがんである「前立腺がん」は、働きざかりの50歳から急激に増える傾向があります。

 けんこうリンクが実施した前立腺がん検診では、要精密検査と判定された方のうち、およそ14人に1人が「前立腺がん」と診断されていますが、現在ではステージⅠ~Ⅲの段階であれば5年生存率が100%と予後が良いがんです。また、精密検査の結果、前立腺肥大症や前立腺炎などの他疾患が見つかることも多く、これらの疾患もがん同様に早期発見・早期治療で重症化を防ぐことが重要です。

 前立腺がん検診のほか各種がん検診は、お住まいの市町村で受けられます※1※2。今年の父の日には、日頃の感謝の気持ちを込めたプレゼントに「がん検診を受けてね!」のメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。

※1 前立腺がん検診は、市町村によって実施していない場合があります。

※2 実施しているがん検診項目は、市町村により異なります。

 「昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性」の皆様、お住いの自治体から配布されている風しん抗体検査と予防接種の無料券(クーポン券)は、もう利用しましたか?

 クーポン券の配布対象となっている世代の男性は、過去に公的予防接種を受ける機会がなかったことから、風しんに対する免疫がなく、感染してしまう方が多いといわれています。

 風しんは、成人が感染すると症状が重くなりやすい、感染力が高い、妊娠初期の妊婦さんに感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓などに障害(先天性風疹症候群)が発症してしまうことがある、という特徴をもつとても怖い感染症です。

 けんこうリンクでは、「お住いの市町村や職場の健診(巡回健診)」と「けんこうリンクの施設内健診」で風しん抗体検査を実施しています。ご自身が感染源となって、大切なご家族をはじめ、妊婦さんなど周囲の方々に感染を広めてしまわぬよう、早めに抗体検査を受けて、免疫の有無を把握しましょう。

 なお、有効期限が切れてしまった、紛失したという方は、まだ無料で受けられる可能性がありますので、一度お住いの自治体に確認してみてください。

※ 過去に風しんに罹ったのか記憶が曖昧な方も、自己判断せず、この機会に風しん抗体を持っているか検査で確認してみましょう。

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【厚生労働省 風しんの追加的対策ポスター】

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