2024年5月アーカイブ

5月31日は「世界禁煙デー」

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 毎年5月31日は「世界禁煙デー」です。

 喫煙が健康に与える影響は大きく、がんや脳卒中、肺疾患など多くの病気の発症に関係していることは周知の事実です。
 喫煙と関係がある病気の一つである「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」は、たばこなどの有害物質を日常的に吸い込むことで、気道が狭くなる、肺の肺胞壁が壊れるなどして、肺に十分な空気が取り込めなくなっていきます。その結果、息切れや咳、痰などの症状が現れ、重症化すると人工呼吸器なしでは日常の生活が難しくなります。発生原因の9割を喫煙が占めており、国内では年間およそ17,000人がCOPDで亡くなっており、潜在的な患者数は530万人以上いると推計されています。

 COPDの最大の予防策は禁煙です。「今更禁煙ねぇ...」と後ろ向きの方もいるかもしれませんが、明日こそ、来月こそ、来年こそと先延ばしにせず、今回の「世界禁煙デー」を機に、禁煙にチャレンジしてみませんか?


   【2024年禁煙ポスター】


 爽やかな晴天に恵まれた4月28日(日)、つくば市研究学園駅前公園にて乳がん検診啓発イベント「つくばピンクリボンフェスティバル2024」が開催されました。
 
 このフェスティバルは2005年に始まり、以降、ウォーキングや講演会等を通じて乳がん検診の大切さと、早期発見・早期治療の重要性を伝え続けています。新型コロナの流行により2020年以降は中止となっていましたが、今回の5年ぶりの開催に、約280名もの方が参加されたようです。

 当協会は、このイベントを共催しており、毎回職員が参加して乳がん検診の定期的な受診を呼び掛けています。今回はマンモグラフィ(乳房X線)検診車を会場に展示し、見学希望者にX線撮影装置や検診で実際に撮影された乳がん画像をご覧いただきながらマンモグラフィ検診の受け方等について説明しました。
 見学いただいた多くの方から様々な感想をいただきましたが、中でもこれまで乳がん検診を一度も受けたことがないという方から、「検診車内は思っていたより広くて綺麗でした。丁寧に説明していただき、今年は乳がん検診を受けてみようと思います。」と受診に前向きな感想をいただいた時は、乳がん検診の啓発に微力ながらも貢献できていることを実感しました。

 乳がんは日本人女性の9人に1人が罹り、早期発見・早期治療であれば90%以上が治ると言われています。しかし、当協会が実施する乳がん検診(X線、超音波検査)の受診者数は、新型コロナによる受診控えの影響のため、未だにコロナ禍前の数まで戻りません。このままでは、検診を受けないことで早期がん発見の遅れが生じ、進行がん患者や死亡率の増加につながってしまうことが懸念されますので、対象年齢の方は必ず乳がん検診を受けましょう!

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